新規事業の実践論で良かったところ

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やったこと

新規事業の6ステージの話とMVPの考え方

参考

詳細

新規事業の6ステージは以下で流れていく。
1. WILL: おぼろげでも取り組みたい顧客課題を見つけ、そこへのWILLの形成を目指す。 次のステージにいける判断は、「WILLが強いか、強まりそうか、走り抜けるチームかどうか」
2. ENTRY期:魅力的で検証可能な事業仮設の提示を目指す。 次のステージにいける判断は、「顧客・課題・ソリューション仮設・検証方法のセットが成立しそうか」
3. MVP期:事業性を伴った魅力的な事業計画の提示を目指す。 次のステージにいける判断は、「仮設が実証されているか、投資可能な事業計画か」
4. SEED期:商用レベルでの事業の成立とグロースドライバーの発見を目指す。 次のステージにいける判断は、「実際に商売が成立したか、成長のための拡大方法が見えたか」
5. ALPHA期:実際にビジネスが最初のグロースを実現することを目指す。 次のステージにいける判断は、「事業が成長状態に入ったか、組織戦略と対競合戦略が現実的か」
6. BERA期:経営会議で議論できる最小限の規模に到達し、かつ成長状態であることを目指す。 次のステージにいける判断は、「成長率を落とさず成長状態が続くか、既存事業と遜色ないガバナンスか」
7. EXIT期:新規事業の枠組みを卒業し、成長投資を獲得し、企業戦略の一部に組み込まれることを目指す。 次のステージにいける判断は、「車内での位置づけせいり、IR方針、既存事業を凌駕する規模への投資戦略」

刺さったのが、"ENTRY期〜MVP期はとにかく顧客と仮設のことだけを考えろ"ということで、調査や相談などは後回しで良いという点。
筆者曰くなぜなら、質の良い新規事業は仮設立案から顧客にそれをぶつけるまでの回数が多ければ多いほど良く、300回くらいこれを回せとのこと。
300回回すためには[朝]仮説立て→[昼]ヒアリング→[夕方]仮説立て→[夜]ヒアリングを150日続けなければならず、周りの調査や相談などをする暇は一切ないから。

これを繰り返すと、最初のWILLと全く違う仮説が最終的に立つことが多いが、このように何度も顧客にぶつけてできた仮説はその顧客に本当の意味で必要なものとなっており、その顧客をハッピーにすることがWILLになっているのが良い状態らしい。
MVPと聞くと、プロトタイピングが真っ先に浮かんだが、別にペラ1の紙に仮説を書いて意見を聞くだけでもMVPとしても良い。
また、仕組みを作らなくても最終的に機械的にやることを人力でやってみて、実際にサービスを体感してもらって意見を聞くやり方もあり。

面白い。。 プロダクト開発やりてぇええええええ